構 造 : 軽量鉄骨造亜鉛メッキ鋼板葺2階建て
延べ床面積 : 253.38㎡
用 途 : 共同住宅
築 年 : 平成11年2月(26年目)
問題点
外壁シーリング切れ、地震によるひび割れ、バルコニー漏水、雑草による湿気・害虫発生
軒天上腐食による崩落、軒樋変形による逆勾配、屋根や屋外階段の鉄部サビの発生など。
オーナーさまが遠方の方の為、手入れに目が行き届かず、様々な問題が発生しておりました。
投資用物件という事もあり、極力費用を押さえて且つ建築物の機能を再生し、今後10年は賃貸経営をしたいとのご要望でした。
改修点
これ以上の漏水を防ぐため、外壁全体のシール打ち替えを行い、塗膜劣化の原因物質となるラジカルの発生を抑制する高付着シリコン系塗料を塗布し、最高級のフッ素塗料に迫る性能を確保し、今後10年の対候性を担保しました。バルコニーのウレタン塗膜防水やり直しを行いました。
外部敷地は除草後に厚手防草シートを敷設し、美観性の良い砂利敷とし、通風確保・防湿・防虫対策を施しました。
鉄部には対候性・防食性に優れるシリコン系を塗布しました。
今回の改修では、入居者さまの屋外敷地からの湿気や害虫による悩みの解決と、もともと景観が良く、地下鉄駅から5分くらいの好立地であるため、本来の建物の美観性を取り戻すことで風景と調和し、新たな入居者に対するアピールに繋がる点に配慮致しました。